投資関連の本って毎日毎日たくさん新刊が出ます。
しかしどれを読めば良いのか、なにが正解なのかはずいぶん悩まれると思います。
とりわけ初学者の方にとっては、「どういう本を読むか」は「どういった食事をして身体を作るか」と同じように大切なことです。
ファストフードばかり食べると健康に良くないのと同じように、キャッチーで中身のない、しかも誤った情報の書籍を読んでしまうと、ずっとその考えが奥底に根付いてしまいます。
矯正するのはとっても大変です。
「なにを読むか」と同じくらい「なにを読まないか」も大事なのです。
初中級者にとって、書店に並ぶ本の9割は読む必要がないと思いますし、何ならおかしな方向に意識づけされる分害悪であるとすら思っています。
— バフェット・コード (@buffett_code) 2018年5月5日
・チャート分析の本
・10倍株、稼ぐ、儲ける、〜を買いなさい系のタイトルの本
・「PBR1倍以下は精算価値を下回るから割安だ」と解説する本
など。
きちんとした内容の本を読みましょう、と声を大にして言いたい。
すぐ読めるからと、中身を削ってすっからかんになった本を読むのはもうやめましょう。
まずは基礎が大事です。
まずは何事もきちんと基礎を固めることが肝要です。
— バフェット・コード (@buffett_code) 2018年5月5日
「投資」棚から離れ、「会計」「決算」「財務」の棚へ行ってみてはいかがでしょうか。
財務分析、経営分析、決算書の読み方といったタイトルのものを、自分のレベルに合わせて少しずつ読まれることをオススメしています。
株式投資の理論に向き合った書籍かどうかを見分ける方法は簡単で、「PBR1倍は解散価値を下回っていて割安」と説明していたらそっ閉じすること。
— バフェット・コード (@buffett_code) 2018年5月3日
PBRが1倍を下回るということは、株主の期待リターンを上回るROEを達成できていないということです。
解散価値で語る投資家や本は多いですが要注意です。
ちなみになぜ「稼ぐ、儲ける、〜を買いなさい」系はダメかと言いますと、(言わずもがなですが)語彙力が貧相すぎて、「簡単だから」「すぐに儲かるから」「これだけやっとけばええんやで」といった煽り文句のオンパレードで強引にあなたに取引きさせようとすることが想像に難くないからです。
— バフェット・コード (@buffett_code) 2018年5月5日
もちろん「か、株の勉強をしっかりしてからじゃないと取り引きなんて無理だよぉ」と(生真面目にも)学習から入ろうとするくらいなら、少額でも実際に身銭で取引きをした方が100倍学べるわけですが、煽られてギャンブル感覚で取引しても何も得られるものなどありません。
— バフェット・コード (@buffett_code) 2018年5月5日
私の本棚
自分の本棚をさらすのは「私はこれが分かってません」と喧伝するようなものなので、顔から火が出るくらい恥ずかしかったのですが、流行に乗るかたちで先日本棚の写真をツイートしました。
「参考になった」と言っていただけることもありますので、みなさんの養分にしていただけるなら本望です。
#わたしの本棚
— バフェット・コード (@buffett_code) 2018年4月26日
流行りに便乗です笑
株関連の蔵書を撮りました。
読んだらどんどん処分する派ですが、読み返したく本は本棚に残ります。
入門系は学生時代に感銘を受けた名残ですね
右の方のは、学生時代にどハマりして貪るように読んだ投資銀行関連の一部です。
ハゲタカはサイン入りの宝物! pic.twitter.com/qSJBjYCrTb
手元のWhite Paperにもかなりの数が入っていて、そちらは撮影し忘れてしまいました。
オススメの書籍などもありますので、それもおいおい紹介できたらなと思います。
巷ではおかしな理屈がまかり通っていますが、ウソはウソであると見抜ける人でないと株式投資は難しいです。
特効薬はありません、地道に地力を築いていきましょう!