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投資銘柄はどうやって探せば良いのか【中級編】 - 四季報速読

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前回、銘柄探しをするためにスーパーにいくのがオススメという話をしました。

blog.buffett-code.com

今回はもう一歩進めて中級者用の銘柄探しを解説します!

 

その方法は....

 

 

「四季報速読」です!

 

 

使うのは紙の四季報ですよ。

 

 

え?あんな辞書どうやって通読するの?

時間かかり過ぎでしょ?

ありえなくない?

 

そう思われた方がいらっしゃるかもしれませんが、もちろん全部読むわけではありません。

ポイントは「選択と集中」です。

 

まぁ今回も騙されたと思って最後までお付き合いください笑

本稿の目的

目的

圧倒的な情報量のインプットと思考を高速で繰り返し、飛躍的に「儲け」の嗅覚を研ぎ澄ます

目標

4時間で四季報を通読する

なぜ四季報か

見開きに4社がコンパクトに並んでいて、全上場企業を網羅している紙媒体が他に存在しないから

なぜ4時間か

集中力が持つ限界、かつ一気に終わらせられるギリギリの時間だから

速読のポイント

ポイント1:選択と集中

読んでも仕方ないところは業界単位で飛ばします。

え?もう切り捨てるの?網羅的って言ったじゃん!

 

いいんです。

時間がありません。

なにせ4時間で通読するのが目標ですし、業界知識ゼロなので時間をかけたところで有意な分析ができるはずもありません。

 

3,600社から2,000社くらいにバッサリと。

ポイント2:ペースにこだわる

「完璧」を捨てます。

今回はキラキラの企業のみを丹念に探し当てることが目的ではありません。

 

圧倒的に多量の事業内容を読んで、永続的競争優位のある会社かどうかを見極めるセンサーを研ぎ澄ますことに集中します。

1社8秒が基本です。

業種を絞り込む

まずは速読に向けて準備をはじめます。

東証33業種のうち、明らかに自分の理解の範疇を超えている業界を書き出しましょう。

そして、書き出した業種は速読の範囲から切り捨てます。

 

たとえばですが、私の場合だと「化学」や「金属製品」、「鉱業」などがそれにあたります。

これはあなたのキャリアや経験、興味・関心に紐づくものなので、正解はありません。

あなたなりに考えて絞ってみてください。

 

試しにその業界の企業を3社ほど見てみて、

事業内容がまったくわからない!イメージもできない!

という感じだったら、今のあなたの理解の範疇を超えていると判断して良いでしょう。

 

理解できないからといって落ち込む必要はまったくありません。

得意な分野、興味のある分野に特化するために、苦手な分野を捨てるというのは賢明な判断です。

いよいよ確認スタート!

四季報の最初の銘柄から順番に会社を確認します。

 

  1. 業種が除外したカテゴリでないかを確認
  2. 事業内容にあたる【特色】を確認
  3. 儲かりそう、かつ持続的な競争優位がありそう→業績へ
    特にこれといって刺さらない→次の銘柄へ

 

7割がたの企業では、業績まで見ずに次の銘柄に行くことになるかと思います。

事業内容ではこういう点をチェックしよう

  • 他社がマネできないことをやっている
  • 圧倒的なブランド力を持っている
  • 他社と同等のものを圧倒的に安く作っている
  • 毎年巨額の設備投資をしなくて良い
  • ダントツ業界1位
  • 新規参入が困難

など

儲かりそう、持続的競争優位がありそうと思ったとき

「儲かりそうだ」「競走優位がありそうだ」と思ったら、業績欄の売上、利益、EPSを見ます。

そして下記を確認します。

  • 実際にすべて右肩上がりに成長している→見立てが正しかった(→付箋を貼る)
  • 業績が毎年不規則 or 右肩下がり→見立てが間違っていた(→次の銘柄へ)

余裕のある人は

余裕が出てきたら営利率を頭でざっくり計算するのと、ROEもチェックすると良いです。

業績が伸びているという事実だけではなく、収益性まで見れば業界構造までイメージがつかめます。

※それ以外はさすがに時間が足りないので不要です。

高速ジャッジと答え合わせが肝

瞬時に良い悪いを判断し、その結果(業績)を確認するという作業を圧倒的な速度で繰り返すことで、「あなたが儲かると思うこと」と「実際に儲かること」の間のギャップが小さくなり、次第にピントが合ってくるようになるのです。

 

ここが四季報速読の肝なのです。

最後まで繰り返す

これを最初の銘柄から最後の銘柄までひたすら繰り返します。

業種→事業内容だけ確認することに集中し、1銘柄8秒で終わらせます。

業績まで読んでも12秒以内を厳守。

 

最初は時間がかかるかもしれませんが、8秒を下回るように徹底してください。

最初の方は訓練のためにスマホのストップウォッチ機能を使うのもアリです。

注意点

ここで注意したいのは2点。

それは「読み込まないこと」と「考え込まないこと」。

 

深く考えたり調べたりするのは後でやりますので、ここではアリかナシかのフィルタリングをかけるイメージを強く持って望んでください。

※ただし思考を止めるわけではありません。

速読終了

見事通読ができたなら、四季報には大量の付箋がついているはずです。

4時間の通読マラソンはここまで。おつかれさまでした。

嗅覚を鍛える訓練をしつつ、同時に大量の銘柄探しも行えるので速読はオススメです。

 

ここから先は割愛しますが、より深い洞察を得るためにも付箋のついた企業について深く調べてみましょうね。

改善する意思こそ大事

最初から4時間以内で通読するのは難しいと思います。

私も最初の通読ではずいぶん荒っぽく進めましたものの、6時間もかかってしまいました。

 

ですが何度も繰り返し徹底的に訓練すれば徐々にスピードアップするものです。

今ではおよそ3時間で通読できています。

意思こそが何よりも大事です。

 

速読を繰り返して事業を見きわめる嗅覚を高めていきましょうね!

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