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施策を評価してみよう - 企業分析のススメ

f:id:Buffett_code:20180828104741p:plain企業分析をするとき、市場環境や競合の動向を分析することも大事ですが、企業の施策の妥当性を調査することも大事です。

でも個別施策を評価するって、実務に詳しくないといきなりは難しいですよね。

 

そこで考え方の参考になればと、簡単なケース問題を1問ご用意しました。

あなたならどのように考えるでしょうか?

ケース問題

月商が1,000万円の会社があります。

商品はコモディティではなく、@1,000円で1万個販売しています。

仕入原価は@750円なので粗利は250万円ですが、固定費も月250万円かかっています(すなわち利益0)。

この会社が100万円の利益を出すために最も効果的な施策はどれでしょうか?

 

①販売数量を増やす

②仕入単価を下げる

③固定費を減らす

④商品を値上げする

 

なお、フォロワーにアンケートしてみた結果は下記になります。

解説

それぞれ100万円の利益を出すために必要な数字を出します。

①100万円÷@250円=4,000個(数量40%増)

②100万円÷1万個=100円(13.3%値引き交渉)

③固定費-100万円(固定費40%削減)

④100万円÷1万個=100円(10%値上げ)

 

答え④

現場のオペレーション視点でも考えてみる

以上は数字だけですが、実際のオペレーションを鑑みても

①数量増は値下げを伴いがち。営業が疲弊

②値引交渉は購入数増を伴いがち。一般的に難易度高い

③すでに切り詰めている蓋然性が高い

④コモディティでなければ販売数量は減らさずとも値上げ余地あり

 

なので、④の難易度は比較的低いです。

コスト削減の補足

費用削減は即効性がありますが問題は規模感です。

固定費というと人件費、家賃、広告費などですが、この規模の会社で100万円だと人員整理くらいしかなく、販売戦略や従業員のモチベーションへの大きな影響が予想されます。

費用削減は基本ですが、本件では縮小均衡の懸念が強まります。

参考になる回答

問題文での情報が限定的なので、私の用意した正解に一致しているかどうかは瑣末な問題です。

解説の前に、参考になった考え方をツイートくださった方をご紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【蛇足】値上げについて

一般的に利益を上げるためには値上げを検討します。

ただし、それが受け入れられるよう良いプロダクトを作らねばなりません。

バフェットもコカコーラのように消費者独占的な企業を好みます。

コミディティではなく、「炭酸ならコーラでしょ」というように純粋想起されるような会社です。

 

逆に言うと、値上げ余地があるということは永続的競争優位性がある証左ですね。

ディズニーランドやUSJ然り、Amazonのプライム会員然り。

そういった会社の株を買うようにしたいものですね。