Greetings!
Hi there! 謎のスーパーハッカー、HAL2025です🤖
2026年1月よりエンジニアとしてバフェットコードに加わることになりました。
そう、恒例の入社エントリというやつです。 せっかくですので、ここは入社エントリとは到底思えない刺激をお届けしようと思います。
PCはミニPCで、あ、OSはLinuxにしますので
開発職の方は入社するとPCが支給、もしくは貸与になることが多いかと思います。 会社によってはMacbook固定! といったところもありますが、どちらかというとリクルーティング的には「高性能な好きなPCを使えますよー」という売り文句を掲げている企業さんが多いかと思います。
ただ、私の経験的に言うと、「好きなPC」は割と予算的にもラインナップ的にも限りがありますし、そもそもラップトップ前提になっていることが多いかと思います。
場合によっては結構予算控えめなこともありますし、そもそも選択肢が限られているようなこともあります。 使用するコンピュータは生産性の直結しますから、あまりに限られたものになってしまうと「求めている生産性はそのくらいなのね」となる一方で、やはりちょっとがっかりしてしまいますね。 生産性に直結するからこそ、ストレスなく使える環境を希望したいところです。
私は日常的にデスクトップOSとしてLinuxを使用しています。 Windows環境も持ってはいるのですが、ほとんど使うことはありません。 ゲームをするのに使うくらいだったのですが、最近はゲームもしていないので本当に滅多に起動しないものになりました。
PC生活はかなりLinuxに最適化されていて、Linuxであることを前提にして効率化しています。 結果として、Linuxとそれ以外では生産性に雲泥の差がある――もっと率直に言えば、Windowsを使っているとストレスが限界すぎて無理です。
なので、ここは私の転職時のこだわりポイントのひとつになっていました。 作業内容によっては別にWindowsでもいいというものもあったりするのですが、開発系の作業をしたりする場合はLinuxがいいです。 もちろん、そのLinuxとはManjaro Linuxです。ええ、そこもこだわっていきますよ。
というわけで、作業環境に「任意のLinux環境を使えること」を条件にして転職活動をしていました。 前述のように作業内容……というかポジション次第ではそこは重要ではなくなるので絶対の条件にはしていなかったのですけれど、重要なポイントです。
履歴書にもしっかり記載しました。話の流れによっては使用したいPCの話が話題に出ないこともあります。 それでも、履歴書に書いておけば採用に至るまでにしっかり主張できますからね。
そして、実際にバフェットコードに入社するにあたり、PCの希望を聞かれることになります。 「Linuxを使いたいです。ディストリビューションはManjaro Linuxを使います」という話は事前にしていましたから、そこは改めて言うまでもありません。
ちなみに、Linux経験のない方に向けて説明すると、Linuxを使用する場合は基本的にはWindowsのインストールされたPCを使うことになります。 ただ、デスクトップPCの場合はWindowsの動作するものであれば大体大丈夫なのですが、ラップトップだと動作するしないのレベルでそれなりに選定が必要になります。 加えて国内メーカーだとLinuxをインストールすること自体が保証が失効する事由とされる場合が多かったりして、現実的な選択肢はかなり狭いです。
このため、定番としてはDell、あるいはLenovoのラップトップになります。 最も有力なのはThinkPadですね。 しかしそこで私は希望PCをミニPCにしました。
まぁ、私はWindowsを潰してLinuxにする気満々だったのですが、Windowsでの検証もして欲しいということでさすがにそれは止められました。

ミニPCという選択肢
一口に「ミニPC」と言ってもそれなりに幅があって、手のひらサイズのものから、30cm四方のものくらいまであります。重量的にも400gから2kgくらいまで様々。
私が選択したのはMinisforumのAI X1 Proというモデルです。

この製品はRyzen AI 9 HX 370を搭載した結構いいやつです。 AMD製の最新ラップトッププロセッサがRyzen AI 300シリーズで、このシリーズは下からRyzen AI 5, Ryzen AI 7, Ryzen AI 9, Ryzen AI 9 HXとなります。 全体ラインナップで言うと6製品あって、HX 370は上から2番目ですね。
ラップトップに搭載されることもありますが、ラップトップに搭載される場合はかなりハイグレードなものになります。あまり見かけないくらいには。 12コア24スレッドのCPUで、結構な処理性能があります。 一応、この上にRyzen AI Maxというシリーズがあるのですが、こちらは性能もすごいですが価格もすごいです。 最近流行りのNPUでAIをやりたいならMaxの方ですね。
ですからRyzen AI 9 HX 370はド級のプロセッサというわけではないのですが、かなり高性能な部類であることは間違いないです。 ラップトップで求める場合、開発職であっても会社として受け入れてくれるかは結構微妙なラインのお値段になるかもしれません。
ですが、ミニPCならだいぶお安くなりますし、熱容量と排熱性の関係で実際の性能はもっと高くなります。
会社用のPCとしてミニPCってかなり異色だと思います。実際、意外だと驚かれました。 でも、私はありだと思います。
そもそも私がミニPCにしようと思ったのは割と最近の話です。 最大の理由としては、物が多いのでラップトップを常設するスペースがないんですよね。
しかも、家での作業だとどうせディスプレイもキーボードもマウスも別途用意しますから、ラップトップで使われるのは本体部分だけです。 そうなると、ラップトップに常時給電だとバッテリーへの負担が気になります。
だったらミニPCだったら省スペースだし、常時給電も気になりません。 拡張性も高くてハブまみれにしなくていいし、イーサネットポートもあります。 性能的にも熱に余裕があるのでアドバンテージがあります。 そして、価格的にもラップトップより安いので、より高性能なものをリクエストする余地があります。
スペースと重量と性能
しかしミニPCの場合、ただ性能だけを追い求めるわけにはいきません。
これはラップトップにも言えることではあります。 ラップトップに極端な性能を求めると、マイレージ性能や重量といった問題が出て、トレードオフが発生します。 ミニPCはこれよりは問題は小さいですが、大きさ、重さ、消費電力を引き換えることになります。
ミニPCは軽いものだと600gくらいです。 iPadくらいですね。 Atom由来のプロセッサを搭載したものだと400gを切っているようなものもあります。
外で作業する、というとモバイルバッテリー、モバイルモニター、キーボード、マウスなんかが必要になるのでかなり大変なのですが、実はミニPCは持ち歩くだけであれば難しくありません。 大きさ的にもラップトップよりバッグに入れやすいですし、重量もラップトップより軽かったりします。
ディスプレイやキーボードなどの設備の揃った拠点、例えば自宅とオフィスでの利用に限られているのであれば、携行を必要とする場合でもミニPCという選択肢はかなりアリです。
私はフルリモートなのでちょっと重めのものにしています。 このほうが熱容量的にも余裕がありますし、拡張性も確保できます。
ミニPC、思った以上に強いかも
私はPCクラスタを運用するような作業をそれなりにします。 ただ、最近はPC自体の性能とコア数の充実を考えてあまり台数は使わない方向にシフトしていました。 要は、デスクトップRyzen 9を利用する方向です。台数を増やすくらいならThreadripperにするというプランですね。
CPUパワーを要求する作業において最大の問題は電力と熱です。 一般住宅にはPCクラスタを動作させるのに十分な電力供給経路はありませんし、冷却も難しいです。 実際のところ、かなり低いところに限界があります。 また、コスト面でもRyzen Threadripperのような1ホストで十分なパワーを稼げるプロセッサは非常に高価で、気軽に構築できるようなものではありません。
で、翻ってこのミニPC。 プロセッサはRyzen AI 9 HX 370です。
実際に超高負荷多プロセス走らせてみました。
Ryzen 9 5950Xより速かったです。
もちろん、プロセッサの設計そのものに2世代分の差があります。 Ryzen9 9950Xならもっと速い、それはその通りです。
しかし、Ryzen 9 9950Xは10万円くらいするプロセッサです。 そして、TDPは170W。実際のシステム的にも、CPUをフルロードさせると150Wくらい必要になります。
対して、Ryzen AI 9 HX 370のミニPCはまだ15〜20万円程度で購入可能です。 デスクトップPCとの価格の対比は、SSDとメモリが異常な価格になっている現在は比較する意味がありませんが、基本的にはRyzen9 9950XでPCを組むよりも安いと考えていいでしょう。 そして、CPUフルロード時の消費電力は50W未満です。
Ryzen 9 9950Xは速いですが、Ryzen AI 9 HX 370との時間あたり計算量の差が倍以上になることはほとんどないです。 まして、3倍つくことは現実的ではありません。
純粋にトータルの計算量が求められるCPUパワー作業には、高性能デスクトップPCよりもミニPCのクラスタのほうが強いかもしれません。
まぁ、お仕事で自宅にPCクラスタを組むことになる人は、本当にごく一部だとは思いますが……
おっと、入社エントリらしいことも言わないと……
バフェットコードはもともと関係性のある人が多くて、エンジニアでバフェットコードにいる人と全く縁のない外部からやってきたのは、多分私が最初? なのかな?
普通に転職サイトでスカウトをもらって入社する流れになりました。
入社の経緯は、色々あって色々あったんですよぉ、みたいなことしか言えないのですけれど、ただMVVに対する強い共感があって……みたいなタイプではないんです。 私の興味は基本的にクリエイティブな方向に向いていますし、バフェットコードのプロダクトはむしろ未知の色合いが強いです。
さらにいえば技術スタックがハマっててー、みたいなのも特にありません。 私はRubyistですけど、Railsはむしろアンチと言っていいくらいです。
じゃあどうして入社したのかというと、バフェットコードがハッカーを受け入れられる土壌をしていたから…… というのが理由になる気がします。
でも、考えてもみてください。
会社のPCにミニPCをオーダーしてすんなり受け入れてくれる、そして作業環境にLinuxを使うといっても「開発環境的に支障がなければOK!」してくれる会社、いい会社だと思いません?
やっぱり開発は楽しくやらないとね! それがサービスを良くしていく原動力のひとつにもなりますから。
というわけで、いつもので締めましょう。
バフェットコードでは、エンジニアを募集しています。 Macの人が多いけどLinuxデスクトップでお仕事することだってできちゃう、そんな環境で働いてみませんか?